フレッシュワークAKITAのスタッフブログです。
中学生向けのセミナーでは、スタッフが交代で
職業講話の講師を務めました。
学校によっては、1日4回話をすることもあり、
スタッフにとってはとても貴重な経験になりました。
ある日のこと・・・
中学生と社会人の違いについて、「人間関係」を
キーワードにこんな質問をしてみました。
「中学校の1年生から3年生の年齢差はどのくらい?」
答えは、2〜3歳。
「中学校は同年代の人と過ごすことが多いよね!」と
説明し、生徒納得。
「みなさんの学校の先生について質問!一番若いと思う
先生と、一番年上の先生の年齢差は?」
生徒達はお互いに顔を見合わせ、真剣に悩んでいます。
「20歳以下だと思う人!」数名が挙手。
「20歳以上だと思う人!」半数が挙手。
「30歳以上離れていると思う人!」数名が挙手。
もちろん、学校教諭の年齢など知るよしもなく、
一般的な話だよ・・・ と前置きしてこう説明しました。
「大学を卒業して勤め始めるのは22〜23歳とすると、
定年退職をする60歳までが最大の差と考えましょう。」
答えは約40歳!と発表すると生徒達の驚きの声!
中学生にとっては、なかなか実感しにくいことかもしれません。
中学生と社会人の違いについて理解してもらうための
質問でしたが、
そういえば、私自身も経験したことだったと、生徒に話しながら気がつきました。
大学卒業後に最初に勤務した営業所は、社員6名。女性は私1人でした。
残りの5人はといえば、もうすぐ定年の方から各年代1人ずつといった状況。
生まれて初めて暮らす土地、少人数で多彩な年齢構成と
社会人1年生にとっては、なかなか大変な状況でしたが、
つつがなく過ごすことができたのは、同僚に恵まれた
ということはもちろんですが、学生時代のアルバイト経験のおかげかな?と思っています。
学生時代は、主に接客業でアルバイトを行いました。
旅館の仲居や整骨院の受付では、年の離れたお客様と
接する機会が多く、なにげない会話のやりとりが、
今思えばとても勉強になったようです。
日々の生活の中は様々なことが起こりますが、全て
生きていくための力となる。
私自身の経験を生徒達に伝えていきたいと、改めて
心に留めた出来事でした。