No.5の記事

歯の治療でゴルフが良くなった。

12日のサンケイスポーツ新聞に、プロゴルファーの高山忠洋の記事が載っていた。左手首の痛みがあり、さまざまな病院を回ったが原因がわからず長い間不調が続いていたとのこと。それが歯科医院で歯に埋められていた体に悪い金属を除去して自分の体に合う材料に変え、噛み合わせを調整したところ手首の痛みもなくなりトーナメントでも優勝できるようになったという話であった。一般の人には歯の治療で手首の痛みがなくなるなどとは信じられないことだと思う。
しかし、実際に歯の治療、噛み合せの調整で原因不明の頭痛、肩こり、腰痛などさまざまに痛みが消えることは事実である。このような診査はオーリング法を利用して行う事ができる。新聞記事には、日本では医学部と歯学部が分離されている。これは歯が直接、全身に及ぼす影響は少ないという誤った認識に基づくものであると書かれている。総合病院に歯科課がないのが普通になっているのは歯に対する認識が誤っているからである。歯は単に噛めればいいという考えは捨て、歯と全身とは密接に関連していることを知ってほしい。原因不明の痛み、体の不調があるときは一度歯のことを疑ってみることも必要である。