個別表示

刈和野の大綱引き

昨年妻の父が亡くなったので今年は綱には触ることができません。我々が子どもの頃(昭和30年代)は綱引きの前哨戦なる子ども達の綱引きがあって、当時のガキ大将達は大人顔負けの子綱で編んだ綱を作り町内の上と下に分かれて引き合いをしたものです。また、毎年、「去年はウチが勝った」などとどちらかが相手を一方的にやりこめるような言葉のケンカがあったものです。下である我々は当時は毎年綱が切れて負けが続くという苦しい状況で学校で上の連中に押されていたような記憶があります。綱引きになると町は賑わいを見せたものですが、昨今はムードがいまいち盛り上がらないようです。男と女の厄年に因み、男綱は42ひろ女綱は33ひろと長さも決まっていて直径1メートル近い綱はいつ見ても存在感があります。国の文化財に指定されたことより地域の皆が一堂に会する行事はたくさんはないので大事に守っていきたいものだと感じてます。一度是非体験に来てください。今年は2月10日の夜だそうです。