設計者インタビュー
まずは、今回設計された住宅についてのコンセプトを教えてください。

 全体的に懐かしい「和」の雰囲気を漂わせる中で、多くの窓から沢山の光と風を取り入れ、スギのさわやかな明るさを表現できるようイメージしました。
「可変性住宅」として家族のライフプランにあわせて子供部屋の可動間仕切り収納での空間利用や2世代住宅を考慮して吹抜部分の簡単な増室を計画しました。
 
この住宅の特徴を教えてください。

 光を多く取り入れるための吹抜が特徴だと思います。2階北側に配置したサンルームは洗濯物干し場として利用し、また屋根メンテナンスの為に室内から屋根に登れるようにハシゴを設置してあります。その他、床下スペースでの配管などメンテナンスが簡単に出来るよう考えてあります。
 

秋田スギの良さを引き出した点、苦労された点などありますか?


 床、壁共にスギ材を使用して、やはり木の香りと暖かさが感じられて良かったと思います。
今回のモデル住宅では構造材のほとんどを表しで見せてあるので材料の選定に苦労しました。
 
秋田スギのメンテナンスなどに注意する点はありますか?

 外壁、ウッドデッキへの塗装です。1階部分ですので日曜大工感覚で楽しみながらおこなってもらいたいです。あと、冬場の暖房ですが気密性が有る分どうしても乾燥しすぎて木材が動きます。上手に加湿・調室して快適に暮らして頂きたいです。

これから住宅を建てる方へのヒントや重要なポイントなどがありましたら、教えて頂けますか?

 家族の生活スタイルから動線を考え、あまり閉鎖的にならないような間取りにする事です。また設備でもメンテナンスのしやすい施工をする事。
家が単なる箱にならないように季節毎の模様替えやメンテナンスも家族で楽しみながら出来る空間を造って行きたいと考えてます。
 
秋田スギの魅力について教えてください。

 やはり香りだと思います。玄関を開けて中に入ったときの爽やかさで癒されます。これからも秋田スギを取り入れ、癒しの空間を造って行きたいです。
 
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秋田杉 住宅フォトギャラリー -魅力ある秋田スギ活用住宅の会-