設計者インタビュー
まずは、今回設計された住宅についてのコンセプトを教えてください。

秋田スギのもつ意匠性を最大限に引出した内外の壁面構成を考えました。
周辺環境に対しては、木材の存在感を与える建物形態(骨太で安定感のある)としました。

 
この住宅の特徴を教えてください。

平面計画は、廊下的空間を無くし広がりのある機能的空間構成を考えました。
水廻りを中心に配し、周囲を家族が動く動線となり、家族の気配をどこでも感じられるよう考えました。

 
秋田スギの良さを引き出した点、苦労された点などありますか?

今回この住宅を提案する最大の目標は、いかにして多くのスギ材(特に目に見える部分)を安価で、しかも印象的に使用するということでありました。
特に内壁のスギ板は、一般的に使用しているビニル壁紙の柄を選ぶような感覚で、使用可能な方法論を提案したものであります。

 
これから住宅を建てる方へのヒントや重要なポイントなどがありましたら、教えて頂けますか?

木造住宅に使用する材木は、現場から数多くの残材がでます。これらの部材を利用しアイデアを駆使することにより、小品であっても有効に活かし、すばらしいデザインの壁面が出来るということを、考えていただければ幸いです。

 
秋田スギの魅力について教えてください。

秋田スギは、板にもなるし、角材でもあり、丸太でもあり、小枝も集合すれば大きな林となります。

 
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秋田杉 住宅フォトギャラリー -魅力ある秋田スギ活用住宅の会-