設計者インタビュー
まずは、今回設計された住宅についてのコンセプトを教えてください。

住宅を設計する際、いつもテーマにしていることは『家族のしあわせ…暖かなふれあい』です。
住宅とは・住まうとはどういうことなのか住まう人とともに考え、住まいを作ってまいりました。そんなことから、今回も家族の永遠のテーマ『家族のしあわせ』に加えて、『四季を通じて地域とのふれあい』を、イメージに加え、30〜40代の家族を想定しデザインしてみました。
住まいに・地域に暖かな笑い声が溢れる事を期待しております。

 
この住宅の特徴を教えてください。

階段室を中央に配置し、生活動線・家事動線をま〜るく結び回遊性のある間取りとすることにより、『住まう人』の快適性と家族のふれあいを重視し追求した住宅です。
そのような住宅で秋田スギの持つ暖かさ・柔らかさ・美しさを視覚的にも肌触りでも感じられるようデザインし又、維持管理にも配慮し、内外装に特徴的に使用しました。やすらぎの空間を演出できた住宅だと思います。

 
秋田スギの良さを引き出した点、苦労された点などありますか?
無垢材・構造材・内外装材として使用するのに杉のもつ長所の生かし方、また短所の克服、その上でコストにどう反映できるかに苦労しました。
特徴的に象徴的に使用する事により秋田スギの本来持つ良さがより演出でき現代生活の中にマッチさせる点にこだわりました。
 
これから住宅を建てる方へのヒントや重要なポイントがありましたら教えて頂けますか?

住宅とは・住まうとはどういうことなのか『家族のしあわせ』について家族で充分話し合うことの大切さを重要なポイントとしてあげたいと思います。その結果、技術やデザインが家族に生きてきます。やすらげる空間の効果とは人それぞれに違うと思いますが、その場所を持ち、大切にすることは、心をゆたかにし、明日への活力の源になるものと思います。
そこが住宅であるべきです。使い勝手・機能性の充実はもちろんのことですが、それと同様に十人十色のやすらぎ空間を持っていただければと思います。

 
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秋田杉 住宅フォトギャラリー -魅力ある秋田スギ活用住宅の会-